2012年5月5日 展示飛行編

フレンドシップデー、最後は本番展示飛行編
まずは海自の救難飛行艇US-2、本来は洋上での救難が
主任務ですが、離島での急病人への対処など、本来用途
以外にも活躍し、救難飛行艇を運用する第71飛行隊は、
縦長い日本列島の南北で発生する救難に対応するために
常にホームベースの岩国以外に、北の厚木に分遣して
24時間待機を行なっています
2010年には、韓国海軍駆逐艦世宗大王で発生した急病人
を洋上で引き取って緊急搬送を行なっています

というわけでそのUS-2展示飛行としてはおなじみの、高速
、低速パスを行います。
まずは高速パスから、フラップも全て引き上げられて、
見慣れた姿です。
続いて、低速で進入、フラップ、スラットダウン…って
これリハーサルでも書いたわ
使用機材は01番、機番号9901が示す通りUS-2の初号機、
正確には旧US-1A改時代の試作一号機ですね。
当初は赤と青のデモンストレーション機みたいなカラーで
試作1,2号共に塗装されていましたが、現在は三号機以降の
もはや見慣れた洋上カラーで塗装されています。
なお、このような迷彩?色に塗装されているのはUS-2ばかり
ではなく、最近では空自の救難飛行隊のUH-60もF-2と同様の
洋上迷彩で塗装されてますね。
段々と自衛隊も戦訓を取り入れているということでしょうか?
そして今回の主役?F-15Jが登場、実はUS-2以前にも米空軍
のF-16が展示飛行していたのですが、こちらはボケボケで
全滅してしまったのです(汗

こちら主翼上面からベイパーを発生させつつ横旋回中
しかもアフターバーナーONでかなり迫力がありますナ
翼端からベイパーを引いて垂直のまま飛行中のイーグル
下面のディティールがよくわかります。
イーグルはほぼ無装備状態で、胴体中央のステーションのみ
増槽を装備

やっぱり逆光の岩国FSDはかなり撮影にゃキツイ
低速で会場上空に侵入するイーグル、速度を落とすために、
エアブレーキどころか、前脚、主脚、さらにアレスティングフック
まで展開しています。
ブレーキに脚を降ろしてというのはよく聞きますが、この速度
でアレスティングフックを下ろすのに何処まで意味があるのかは
よくわかりませんが…
左翼側に傾けて飛行するイーグル
この角度だとロービジビリティ塗装の効果が結構出ていると
思います
これくらいの距離だとパネルラインって殆ど見えないんですね
築城基地に帰還する直前、雲を引いて上昇するイーグル
やっぱりイーグルは美しい機体ですナ
初飛行からすでに40年近い歳月が立っているとは思えない
のですが、空自では改修もあってまだ現役最強機体の座を
保ち続けそうです。
就役直後から翼が脆いだのデマを流された挙句、津波で
流されもしたF-2が登場
実際のところは対艦誘導弾四発を抱えて機動する対艦番長
なわけですが。
アフターバーナーを焚きつつ左旋回中
迎え角をとって減速しつつ会場上空を航過するF-2
原型であるF-16の機体を大型化した機体ですが…
逆光でディティールがよく見えねぇよ(汗
最後にVTOL機、米海兵隊のハリアーU、海兵隊が乗り込む
佐世保の強襲揚陸艦に搭載されて、上陸する海兵への近接
航空支援などに使用されますが
ハリアーUプラスではアムラームも使用できるので、下手な
純粋な戦闘機でも侮れない恐ろしい相手です
そのハリアーの最たる特徴である垂直飛行を実演中です。
会場では他機同様に旋回して上空を航過するのと同時に、
垂直で停止、後退、前進しながら水平飛行に復帰という、
他の機体では絶対にできない機動を演じてくれました。

今回撮影に使用した機材
カメラ:ペンタックスK-7
レンズ:ペンタックスDA★60-250mmF4ED [IF] SDM
その他:ペンタックスD-BG4バッテリーグリップ
受信機:VR-160
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