2012年4月15日 階段編

いつもの通り呉港周辺を土日にかけて撮影、最初は
土曜の夕方から
Aバースに係留中の輸送艦「ゆら」
ビーチング方式で揚陸する古式ゆかしい輸送艦だが、
意外と震災等の災害派遣では港湾施設が崩壊した
場所で活躍するのだとか…
海自としてもビーチング方式の手頃な輸送艦は評価
しているらしく、定期的に後継艦の話は出てくるが
全くその姿は見えてこないわけで…
ちなみに基準排水量590tは海自最小の「艦」
打って変わって、こちらは一ヶ月前に就役したばか
りの最新鋭、そうりゅう型潜水艦四番艦の「けんり
ゅう」
X舵が特徴的なそうりゅう型の基準排水量は2950t
ゆら型のざっと五倍はあるわけで…
通常、海自の潜水艦は艦番号や艦名のマーキングは
消されて運用しているが、就役直後のみ描かれている
おそらく艦番号504も近いうちに消されることだろう
写真は夕刻、自衛隊旗を下ろすところ
もう少し時間が経ってから撮影した護衛艦「とね」
あぶくま型の同型艦と一緒にFバースで横に次々並ん
でいくいわゆるメザシ係留中
先の震災ではディーゼル艦による燃費の良さと排水量
2000tという小柄な艦体を生かして陸地近くで活躍…
するもやっぱりヘリ甲板が無いのは不便だったらしい
一応後部甲板はヴァートレップ輸送が出来るようには
なっているのだが、ヘリ運用能力の有無は、現代では
死活問題になりつつあるようだ。
戦闘、哨戒のみならず、災害派遣時の偵察や輸送など
ヘリにしかできない任務は数多いというところだろう
か?

というところで土曜日の撮影は終了して近くの居酒屋
「せんすい」で一杯、もとい一合
翌日、七時前に撮影した某造船所、Kラインのコンテナ
とバルカーに囲まれて出渠したばかりの護衛艦いせが
並んで係留されている…わけではなくとそれぞれ別の
桟橋に係留中
未だ工事期間中なので、ヘリ甲板には仮設のトイレや
作業用の車両などの機材が設置されている。
護衛艦の中では最大級のひゅうが型だが、こうして大型
商船の間に紛れ込むと意外と小さい…
本日八時の出入港艦は無し…国際VHFでタグボートの
「レッコ」の声が聞こえてきたのでレンズを向けると
製鉄所から出港するバルカーを発見。
これが朝八時に出港する唯一の大型船でした。
それではちょっと悲しいので、高台に登って撮影、
呉湾を見下ろしながら、某造船所のコンテナ姉妹船
といせの艦橋です
実は前掲の反対側からの写真にこの撮影地点も写っ
ていたり
というわけで、60ミリまで引いてみるとこんな感じです
観光名所?の両城二百階段を登った先にある両城
中学校から更に上がったところの某お寺さんから撮影
してみました。
ここからなら250ミリでちょうど護衛艦の全長+アルファ
がいっぱいに写るので、ちょうどいい撮影スポットかも
ただし周囲は民家だし、呉駅からだと登るまでに30分
ぐらいかかるけどね。
にしても高台に上がったというのに、広角めのレンズ
持っていかなかったので、あんまり迫力が出せない
ですね…反省
こちらが両城中学校校門
昔はこのあたりも海軍の用地で両城寮がおかれていた
そうです。
周囲の住宅地も海軍将校の持ち家が多かったそうで、
出入りの商人なども含めれば、旧市街地は海軍関係者
ばかりだったのでしょうね…
こちらは、降りるときに撮影した例の二百階段、
毎朝毎晩ここを登り降りする中学生は大変そうだなぁ…

でも降りるだけなら意外と楽?
ボンベを背負って登り降りしろと言われれば裸足で逃げ
出したいが
呉中央桟橋ターミナル展望台より両城中学校付近を見る
今回は、中学校の右上のどう見ても民家ですというお寺
から撮影してみた。
次に上がるときは広角よりのレンズも用意していくこと
にしましょう…
今回のオマケ、もとい撮影中に出会った猫タソ
ふわふわそうなお毛毛がラブリーですが…
逃げられました…
こんな人畜無害なおっさまを(以下略

今回撮影に使用した機材
カメラ:ペンタックスK-7
レンズ:ペンタックスDA★60-250mmF4ED [IF] SDM
その他:ペンタックスD-BG4バッテリーグリップ
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