2012年4月1日 海を渡る編

念願の新兵器(レンズ)60-250F4の撮り始めと軽い
気持ちで、いつものとおり呉港周辺を撮りに行った
ら、割りと貴重なシーンに出会ったの回

前回の時点から日が経って船渠内半注水中の護衛艦
「いせ」
同じく前回から工事が進捗したバルカー船。外板の
塗装はほぼ終了した様子。
デッキクレーンも取り付け終わっているので殆ど工
事終了のようにも見えますナ
しかし朝のこの時間(撮影時0655)でもここまで日
が当たるようになって、だんだんと春に近づいてい
ます…
という訳で八時前にいつもの撮影ポジションに陣取
ると、朝から巡視艇が慌ただしく呉海上保安部の桟
橋から出港、
報道ヘリまで飛び始める中でおおすみがDバースより
出港を始めます
この日は輸送艦「おおすみ」が航空自衛隊第14高射隊
の装備品と隊員を宮古島まで輸送するために出港する
日だったのです。
上甲板にもペトリオットミサイルシステムを構成する
車両や他の装備品、人員を輸送すると思われる車両が
固定されています。

が、それより巨大な防舷物二つが目立っていますが
書くまでもなく今回の輸送は、北朝鮮のミサイル発射
に備えたものですが、沖縄への高射隊の輸送(増強)
には民間のRO-RO船も使用されている様子なので、わざ
わざ海自の輸送艦を使用するということは、防舷物の
必要となる港湾施設の充実していない宮古島には海自
のおおすみ型を使用して、那覇港には民間のRO-RO船
でも間に合うと判断したのでしょうか?
いつもの通りおおすみはDバースに右舷付していたので
海自、空自の隊員たちも右舷側に整列していました。
距離があって分かりづらいですが、海自隊員が作業服
にジャンパーのいつもの姿、空自隊員は地上要員なの
で、航空迷彩の作業服姿のようです。
おおすみ出港直後にEバースに接舷していたくにさき
が続いて離岸します。
くにさきはそのままおおすみ出港後のDバースに移動
朝方は(外から見える上甲板は)スッカラカン状態の
くにさきでしたが…
夕方にはこのとおりおおすみと同じく航空自衛隊の高
射隊を積み込んでいました。
くにさきは、翌日2日に石垣島に向けて出港していき
ました。
一気に積み込まなかったのは、Dバースが普通の固定
桟橋であるのに対して、Eバースは桟橋そのものが海
に浮かんでいる浮き桟橋であるために不安定だったか
らではないかと思います
この騒動にもかかわらずに?入渠を続けるいせ、夕日
を浴びる時間帯になりました。
ところで、ひゅうが型ではヘリコプター運用能力のみ
(と個艦防衛能力)を持つのみですが、次の22DDHでは
完全に個艦防衛のみに火器を絞る代わりにある程度の
輸送能力まで持たせた多目的艦となる予定です
こういった輸送任務には高速で移行できるDDHの方が
適しているかもしれませんね…
というわけで貴重なおおすみ出港シーンに出会えた呉
港撮影でした。
最後は建造中のKラインのコンテナ船
外からアンカーが見えない四角いアンカーレセスが特
徴的なスマートさん姉妹です

今回撮影に使用した機材
カメラ:ペンタックスK-7
レンズ:ペンタックスDA★60-250mmF4ED [IF] SDM
その他:ペンタックスD-BG4バッテリーグリップ
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