2012年2月19日 ようやく逢えたね編

2012年2月18日(土)、19日(日)は朝方に出港が
連続しました。
こういう日があるからワッチしていてよかったわ
けですヨ
最初は18日0755時に出航する第101掃海隊の掃海
艇管制艇さくしまです。
出港直後に広島からの高速船と反航してすれ違い
ました。その後取舵をとっていたので、早瀬瀬戸
を通過していったものと思われます。
次は係船堀から訓練支援艦てんりゅうが出港しま
す。…が、実はてんりゅうは次の日曜日に一般公
開予定だったので、その日は基地見学となったよ
うです。
早々と回頭を終え、出港して行きました。
やはりこの角度だと、訓練支援用の無人標的機の
発進管制が任務の艦ですが、3インチ砲もあって
精悍な戦闘艦のようにも見えると思います。
護衛艦いせも入港していました。土日と続けて係
留されていました。
先週の日曜日は大阪で一般公開されていましたが
、その後訓練に参加した上で帰港していたようで
す。
海面からの朝日の照り返しが大きく外側に貼り出
した舷側に反射しているのが印象的。
日が変わって19日日曜日、まず0800丁度に護衛艦
いなづまが出港
桟橋から離岸した後、自力で後進していきます。
背後の工場の白と赤の煙突が、いなづまの前後の
煙突から排出されるガスタービンエンジンの高温
の排気でぼやけているのがわかります。
ただ停泊中で発電機エンジンだけを回している場
合は、どちらか片方の煙突からしか排気しないと
思われる(停泊中は複数台を回すほど発電量を必
要としない)ので、出港するか否かの判断が可能
かと思います。
また、ちょっとわかりづらいが、角型のトランサ
ムスターンのため、後進すると船尾に顕著な波が
見えます
続いてやはり自力で回頭するいなづま
おそらく時計回りに回答していたので、おそらく
左舷機を前進、右舷機を後進としたと思われます。
このように多軸艦ならば超信地旋回(?)が出来
るわけですね。
なお、艦尾右側にあるふたつ並んだラッパ状の穴
は、対魚雷デコイの繰り出し口…なのですが、従
来の艦が右舷側にあるのに対して、上に掲載した
いせでは左舷側にあります。
右舷付けを前提とした係留装置群が右舷に集中し
ているためでしょうか?
出港してすぐにいなづまは沖に係留されていたと
ねとすれ違って去って行きました。
母港へと帰るのでしょうか?いづれにせよ、呉の
どこかの呑み屋は繁盛したに違いありません(ぇ
続いて0815頃、護衛艦さわぎりが出港します。
こちらは曳船二隻による支援を受けていました。
少しわかりづらいですが、左現前方よりの一隻の
他に、左舷後方よりにもう一隻がマスト頂部だけ
さわぎりのヘリ甲板から頭をのぞかせています。
おそらくいなづまも、この二隻の支援で離岸した
ものと思われますが、離岸の瞬間は某造船所の影
となっていて不明でした。
やはり曳船が押し合いながらさわぎりを回答させ
ていきます。
さわぎり艦尾の海面が波立っていないところを見
ると、さわぎり自身のペラは推進力を発揮してい
ないようです。
なお、後方の白煙は、製鉄所からのもので、さわ
ぎりからのものではありません。
というわけでさわぎりは、いなづまを追いかける
ように出港していき、曳船は元の係船堀へと帰っ
て行きました。

いや、今日は予想以上の大収穫!
と思っていたら…
何か変な子、もとい音響測定艦ひびきが帰港して
きました。
この二枚は、呉港中央桟橋の展望台からの撮影な
ので、アングルがやや上から+展望台のガラスに
よる影響が見えます。
この角度からだと恐ろしく広い船体幅と双胴の間
の空間が見て取れます。
それとなにか不自然な波が…
支援に当たっていたのは、他の護衛艦のように大
型の曳船ではなく、潜水艦などの支援にあたる小
型の曳船でした。
音響測定艦は、任務も不明点が多いですが、人事
上も他艦からの転入者も少なく、同級艦で完結し
ているようです。
乗員数も船体規模の割には40名と少ないため、居
住性は優れているようです。
…その割には定係港で係留されていることも多い
気がするが…


このへんで今週はお終い。
これまでの未収穫の二週間が嘘かのように、出入
港船の多い週末でした。

今回撮影に使用した機材
カメラ:ペンタックスK-7
レンズ:ペンタックスDA18-250mmF3.5-6.3ED AL[IF]
その他:ペンタックスD-BG4バッテリーグリップ
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